最近はマッサージに行く機会がほとんどない。
若い頃の方が、今より疲れていないはずなのによくマッサージを受けていた。
旅行に行き、旅館でマッサージを受けると、旅の解放感も手伝ってより気持ちよく感じた。
エステの施術にもマッサージは大抵入っていて、いい香りに包まれてマッサージされると気持ちもほぐれるようだった。
カイロプラクティックに通っていた時は、マッサージの後にボキボキとあちこち鳴らされ、ほぐれた身体が強ばったような気持ちになった。
しかし、私が一番気持ちいいと感じたマッサージは、こうしたプロの方のものではない。
今はどうかわからないが、昔は美容室でサービスでマッサージをよくしてくれた。そこにゴッドハンドの美容師さんがいたのだ。
基本、私の肩は硬い。本人自覚はないのだが、かなりの肩凝りらしく、指で押しても沈まない。
マッサージをしようとした美容師は、肩を押した時点で「うわあ」となる。
マッサージのプロではないのだし、上手じゃない方だとくすぐったくてたまらないので、お断りすることが多いのだが、そのゴッドハンドの美容師さんは「大丈夫です、まかせてください」と自信満々だった。
力任せに押す方がおおい中、彼女はなでるように肩や背中をさする。そのうち段々ほぐれてきたら、また軽い力で指圧する。
力も物足りない気がするし、そもそも美容室のサービスなのだから時間も短い。
しかし、マッサージの後は肩が驚くほど軽くなっていたのだ。
正直、髪はもういいからマッサージをもっとしてほしいと思ったほどだ。
その後何回かその美容室にマッサージ目当てで通ったが、彼女が異動になってしまい、他の美容師さんではあのマッサージにはおよばなかったので、それきりになってしまった。
思い出したらなんだかいつも以上に凝りを感じてきた。
どこかマッサージに行きたいなあ。

