シクロバルビタール
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| 臨床データ | |
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| AHFS/ Drugs.com |
国別販売名(英語) International Drug Names |
| 投与経路 | Oral (tablets) |
| ATCコード | |
| 法的地位 | |
| 法的地位 |
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| 薬物動態データ | |
| 代謝 | Hepatic |
| 排泄 | Renal |
| 識別子 | |
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| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| ChemSpider | |
| UNII |
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| KEGG | |
| ChEMBL | |
| CompTox Dashboard (EPA) | |
| ECHA InfoCard | 100.000.127 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C12H16N2O3 |
| 分子量 | 236.271 g·mol−1 |
| 3D model (JSmol) | |
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シクロバルビタール[1](Cyclobarbital)は、バルビツール酸誘導体である睡眠薬である[2]。1924年にドイツのバイエル社により特許取得された[3]。服用後約30分で効果が現れるが、持続時間は短い[4]。
成人の服用量は100〜200mg[5]、極量は1日1g(1回0.5g)[5]である。血中濃度の治療域は2〜10 μg/mLである[要出典]一方、血中濃度の中毒域は10 μg/mL以上、致死域は20 μg/mL以上であり[要出典]安全マージンが狭い。また、身体的・精神的依存性が強く極量に達しやすい[要出典]。
日本ではカルシウム塩が「アドルム」の商品名で1946(昭和21)年に塩野義製薬より発売された[6]:37。1948年に「平和の眠り」というキャッチフレーズで新聞広告まで打たれたが[7]、実際にはこれを大量に用いた(いわゆるオーバードーズ)自殺者が多発し[8]、1973(昭和48)年に販売中止となった[7][8]。
ロシアでは不眠症の治療薬としてジアゼパムとの合剤(シクロバルビタール100mg+ジアゼパム10mg)として販売されていたが、2019年に販売中止となった。
作家の田中英光が1949年に自殺した際に服用した他、火野葦平やクルト・トゥホルスキーの死因もシクロバルビタールとされる。また、坂口安吾やハンス・ファラダはシクロバルビタール依存症に苦しんでいたとされる。
参考資料
[編集]- ↑ “KEGG DRUG: シクロバルビタール”. www.genome.jp. 2021年9月12日閲覧。
- ↑ “Pharmacokinetics and relative bioavailability of cyclobarbital calcium in man after oral administration”. European Journal of Clinical Pharmacology 09 (5–6): 443–50. (March 1976). doi:10.1007/bf00606563. PMID 989475.
- ↑ Entry on Cyclobarbital. at: Römpp Online. Georg Thieme Verlag, retrieved {{{Datum}}}.
- ↑ 日本国語大辞典, 百科事典マイペディア,精選版. “アドルムとは”. コトバンク. 2021年9月12日閲覧。
- 1 2 『局方医薬品ハンドブック(第10改正対応)』広川書店、1979年12月1日、122-123頁。
- ↑ 瀧澤透、反町吉秀 (2019). “日本における1950-60年代の催眠剤による自殺とアクセス制限の関連(第2報)自殺手段として用いられたブロムワレリル尿素系催眠剤について”. 日本セーフティプロモーション学会誌 12 (1): 35-40.
- 1 2 “今日は何の日(日別) - 今日は何の日 3月17日 - ビジネスマガジン|WizBiz(ウィズビズ)”. wizbiz.jp. 2021年9月12日閲覧。
- 1 2 “アドルム禍”. クール・スーサン(音楽 芸術 医学 人生 歴史) (2015年10月20日). 2021年9月12日閲覧。