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ナショナルドラッグチェーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ナショナルドラッグチェーンは、ハピコムマツキヨココカラ&カンパニーに代表されるドラッグストアの広域連合。

概説

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競争が激化したドラッグストア業界では、一括大量仕入れによるコストの削減や商品の共同開発等のスケールメリットを求め、大手や地方中堅ドラッグストアが業務・資本提携したり、M&Aによる合併子会社化が行われ、大きなグループ化が進んでいる。

大きなものとして、イオングループ主導のハピコムと、マツモトキヨシホールディングスとココカラファインの経営統合により発足したマツキヨココカラ&カンパニーという2つのグループがある。このほかにも、十社会や当初のWINグループのように中堅や地方レベルのドラッグストアが連携する複数のグループが存在したが、現在は1つ以上の大手企業が参加するものが主流である。

チェーンの1つがグループから離脱して、他のグループ入りすることも少なくない。そんな中、WINグループに加盟する2社で構成されるココカラファイン ホールディングスが十社会に加盟するアライドハーツ・ホールディングスを合併。これにより、ジップドラッグとライフォートがWINグループに移籍したことで十社会の勢力が弱まり、ついに十社会は解散となった[1]。十社会に所属していた一部の企業はWINグループへ合流。

主なナショナルドラッグチェーン

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ハピコム

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イオングループが主導するチェーングループ。2009年5月まではイオン・ウエルシア・ストアーズという名称であった。

構成企業

なお、2023年11月時点でハピコムには加盟していないが、ププレひまわりコクミンふく薬品も資本業務提携によりウエルシアホールディングスの子会社となっている。

マツキヨココカラ&カンパニー

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2021年10月にマツモトキヨシホールディングスとココカラファインの経営統合により発足したチェーングループ。完全統合は行わずに、経営統合前のグループ体制を統括する2つの中間持株会社とそれぞれの傘下企業で構成される。

構成企業

富士薬品グループ

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富士薬品とその子会社のグループ。

構成企業

サンドラッググループ

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サンドラッグが中心となるグループ。業務提携しているカワチ薬品を含めて「サンドラ・カワチ連合」と呼ばれる事もある。

構成企業[2]

WINグループ

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2003年4月に結成されたグループ。2005年6月には株式会社WINドラッグを設立した。

2008年時点の構成企業は、コクミン、セイジョーセガミメディクス、ドラッグイレブン、龍生堂本店ミネ医薬品、一本堂、コダマ、ウエダ薬局(のちに離脱)、レデイ薬局、ウェルネス湖北の11社であった[3]。2011年には当時の加盟10社に新しく旧十社会の7社(ライフォートジップドラッグスズラン薬局ほか)を加え17社[4]であったが、2013年4月にはグループに加盟しているココカラファインの販売子会社5社が統合してココカラファインヘルスケアとなっている。同年10月にはココカラファインヘルスケアがコダマを合併した。同年11月には岩崎宏健堂がココカラファインの傘下となった。

2009年2月にはウェルネス湖北(2015年8月にハーティウォンツと合併し、ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本となる)、2015年10月にはレデイ薬局、2020年5月にはドラッグイレブン(当時はJR九州ドラッグイレブンで、2021年5月に以前の社名へ回帰)が相次いでハピコム系のツルハホールディングスの子会社となり、また2018年3月には一本堂が同じくハピコム系のウエルシアホールディングスの子会社(2019年3月にウエルシア薬局へ吸収合併)となりWINグループを外れている。

2021年10月には同グループの中枢企業であったココカラファインがマツモトキヨシホールディングスと経営統合、2022年6月にはコクミンがウエルシアホールディングスの子会社化に伴って順次離脱している。

グループの現状は不明だが共同事業会社のWINドラッグは2021年9月28日清算を結了した[5]

構成企業
  • 龍生堂本店
  • ミネ医薬品

出典 

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  1. 十社会 22日の株主総会で解散を承認 - 流通ジャーナル 2010年10月26日(2010年11月11日閲覧)
  2. グループ企業サンドラッグ
  3. 九州のドラッグイレブン、WINグループに参画薬事日報2008年4月21日
  4. ドラッグトピックス2011年2月14日号
  5. 株式会社WINドラッグの情報国税庁 法人番号公表サイト

参考文献

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