桃華月憚
| 桃華月憚 | |
|---|---|
| ゲーム | |
| ゲームジャンル | アドベンチャーゲーム |
| 対応機種 | Windows 98 SE/2000/Me/XP ※Vistaはサポート対象外 |
| 発売元 | ROOT |
| ディレクター | KIM's SOUNDROOM |
| キャラクターデザイン | CARNELIAN 天宮ぽらん |
| シナリオ | 片桐由摩 オズケイイチロウ 西貝言羽 宙形安久里 |
| 音楽 | KIM’s SOUNDROOM |
| 発売日 | 豪華版:2007年5月25日 通常版:2007年6月1日 |
| 封入特典 | |
| |
| ゲーム:桃華月憚 -光風の陵王- | |
| ゲームジャンル | 和風伝奇アドベンチャー |
| 対応機種 | PS2 |
| 発売元 | 角川書店 |
| 発売日 | 2009年10月1日 |
| アニメ | |
| 原作 | オービット |
| 監督 | 山口祐司 |
| シリーズ構成 | 望月智充 |
| キャラクターデザイン | 西田亜沙子 |
| 音楽 | 多田彰文 |
| アニメーション制作 | スタジオディーン |
| 製作 | 「桃華月憚」製作委員会 エイベックス・エンタテインメント |
| 放送局 | BS朝日ほか |
| 放送期間 | 2007年4月3日 - 9月25日 |
| 話数 | 全26話 |
| 漫画 | |
| 原作・原案など | 宙形安久里(脚本・監修) |
| 作画 | 雲屋ゆきお |
| 出版社 | 角川書店 |
| 掲載誌 | コンプティーク |
| レーベル | 角川コミックス・エース |
| 巻数 | 全2巻 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 美少女ゲーム系、アニメ |
| ポータル | コンピュータゲーム、アニメ |
『桃華月憚』(とうかげったん)は、2007年5月25日にオービットのROOTブランドより発売されたアダルトゲーム。
本作は同社の代表作『顔のない月』の系譜を継ぐ作品として開発され、後に角川書店よりPlayStation 2版『桃華月憚 -光風の陵王-』が発売された。また、物語を終盤から遡って描く「逆再生」という独自の構成を用いたテレビアニメをはじめ、漫画やドラマCDなどのメディアミックス展開が行われた。
概要
[編集]2004年夏のファンクラブ会誌において『顔のない月』の続編である『桃華月憚 〜顔のない月II〜』として発表された。しかし、2006年秋に副題が削除され、現在のタイトルへと変更された。
開発過程では、公開された多数のヒロインのラフ画が説明なく破棄されたり、『ヤミと帽子と本の旅人』のキャラクターを登場させるという構想が果たされなかったりと、変遷を繰り返した。前作の登場人物である東衣緒が成長した姿で登場する一方で、副題の抹消が続編としての位置づけを否定するものか明言されなかったため、メディアの紹介においても情報の混乱が生じた。
作品の内容についても、事前の広報と実際の仕様の乖離が目立った。1年間の学園生活を描くとされていたが、実際には12月程度で結末を迎え、敵との決着やヒロインごとの個別エンディングも存在せず、物語として実質的に完結していない。音声に関しても、当初はフルボイスと発表されていたが、予約期間終了後に告知なくパートボイスへと仕様が変更された[注 1]。重要な場面の多くに音声が入らない状態となったが、発売から半年以上が経過した後、送料自己負担による無料配布という形でフルボイス化ディスクが提供されるに至った[注 2]。
物語の構造は極めて複雑であり、自社の他作品や、スタッフが過去に在籍していた他社の作品である『Re-leaf』とも密接にリンクしている。そのため、本作単体でその全貌を理解することは困難である。さらに、システム面においても、マップ移動の所要時間の矛盾や、事前告知されていた必殺技システムが実装されていないなど、未完成な部分が散見された。
2024年5月30日から同年7月31日まで行われたCi-enでの『顔のない月-待宵の双椿-』制作の為のクラウドファンディングの結果、『桃華月憚』のフルリメイクが決定した。このプロジェクトでは、新規追加要素を含めたシステムの改修を行った上での制作が予定されている[1]。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
神話の息づく地上津未原(かみつみはら)を支配する名家の子、守東桃香は目覚めたときにすべての記憶を失っていた。彼は記憶の手がかりを求め、桃歌台学園に通うことになる。
学園生活を謳歌する桃香は知らなかったが、彼の過去には単なる記憶喪失以上のものが隠されていた。その秘密をめぐり、多くの者たちが暗躍する。
登場人物
[編集]※声の表記はPC版 / PS2版 / テレビアニメ版の順。
守東家の人々
[編集]- 守東 桃香(かみあずま とうか)
- 声 - 空野太陽 / 岸尾だいすけ / 伊瀬茉莉也
- 身長:161 cm、誕生日:3月3日、血液型:A型
- 本作の主人公。桃歌台学園2年A組生徒。繊細な容姿の美少年で、守東由美子の息子。自宅では娘として扱われており、女装している。記憶喪失だが、豪胆放逸な性格ゆえに本人は気にしていない。女好きではあるものの好きな人に対しては誠実。犬飼真琴からは「とーちゃん先輩」と呼ばれる。
- 川壁 桃花(かわかべ ももか)
- 声 - 遠野そよぎ / 岡嶋妙 / 早見沙織
- 身長:162 cm、スリーサイズ:B83 cm (B) W58 cm H88 cm、誕生日:秘密、血液型:O型
- 本作のヒロイン。桃歌台学園2年A組生徒で、天文同好会に所属。カチューシャのリボンが特徴的な膝頭まである長髪。本人の意思ではないが、春彦の許婚。マイペースな性格で、おっとりしているが、ややドジっ子で大食漢。天然の為か空気を読まないツッコミをして相手を怒らせることも。桃香のことは弟のように思っている。犬飼真琴からは「桃先輩」と呼ばれる。
- 守東 由美子(かみあずま ゆみこ)
- 声 - 本山美奈 / 吉田愛理 / 伊藤美紀[注 3]
- 身長:161 cm、スリーサイズ:B96 cm (G) W58 cm H90 cm、誕生日:2月28日、血液型:A型
- 桃香の母親で、守東清春の姪。人気小説家。30代前半のはずだが、蠱惑的な肢体と女子大生にしか見えない若々しい美貌を持つ。箱入りのお嬢様で精神的に幼く、無邪気で愛らしい性格。桃香を溺愛している。彼女の住む離れは、「お化け屋敷」という別名を持つ。桃香の女装は、桃香を娘だと思い込んでいる彼女のため。
- 御堂 寧々(みどう ねね)
- 声 - 北都南 / ひと美 / 藤村歩
- 身長:163 cm、スリーサイズ:B88 cm (D) W58 cm H89 cm、誕生日:8月4日、血液型:O型
- 守東家の離れ専門の使用人。髪型は2つに結んだお団子頭に、ウェーブのかかったロングヘア。海外の一流大学を卒業した才媛。広報のごく初期には海外大卒に加え、日本で医師免許を習得していたとの設定があったが、ゲーム内では明記されていない[注 4]。使用人として働いている理由は一切不明。本人曰く、「服が着てみたかったから」。桃香にとっては家庭教師かつ姉のような存在。
- 守東 春彦(かみあずま はるひこ)
- 声 - 木島宇太 / 水島大宙 / 野島健児
- 身長:186 cm、血液型:A型
- 桃歌台学園2年A組生徒で、天文同好会に所属。守東清春の息子で、桃花の許婚。由美子の従弟に当たる。不良を気取っているが、良家のお坊ちゃん的な所も見え隠れする好青年。
- 守東 清春(かみあずま きよはる)
- 声 - 青島刃 / 成田剣 / 速水奨
- 身長:180 cm
- 春彦の父親。守東家の現当主で、桃歌台学園の理事長。由美子の伯父でもあり、話のわかる礼儀正しい紳士。階級意識は高い。
- 守東 益之(かみあずま ますゆき)
- 声 - 阪脩
- 海部 敦子(かいふ あつこ)
- 声 - 鈴美巴 / 藤原美央子
- 身長:174 cm、スリーサイズ:B90 cm (E) W60 cm H90 cm、誕生日:10月8日
- 守東家使用人。清春の秘書。途中から学園に編入させられることになる。春彦のことを気にかけている。
- 五反田 幸子(ごたんだ さちこ)
- 声 - 奥田香織 / 百々麻子
- 守東家使用人長。恰幅のよい中年女性。なぜか他人の秘密(魔術とは無関係の、生活上のもの)に詳しい。
- 大島(おおしま)
- 声 - 鬼沢雅維 / 相沢正輝
- 守東家料理長。たくましい体格の男性。料理人たちに食材を自ら探させることもある。
- 北条 美鈴(ほうじょう みすず)
- 声 - 歌織 / 富山あかり / 高橋理恵子
- 身長:167 cm、スリーサイズ:B91 cm (E) W58 cm H92 cm、誕生日:2月2日
- 守東家主治医、兼、桃歌台学園校医。桃香に興味を抱いている。
桃歌台学園生徒
[編集]- 犬飼 真琴(いぬかい まこと)
- 声 - 松鷹ちひろ / 水橋かおり / 喜多村英梨[注 5]
- 身長:158 cm、スリーサイズ:B76 cm (A) W57 cm H82 cm、誕生日:10月8日、血液型:AB型
- 桃歌台学園1年A組生徒で、主人公と桃花の後輩。天文同好会に所属。ショートヘアに飛び跳ねた2つのアホ毛が特徴。守東家に使用人として仕えながら、学園に通っている。桃花とは仲が良く、学園ではいつも一緒にいる。とても子供っぽい性質。喋り方が特徴的で、音楽用語が混じることも。
- 白川 明日菜(しらかわ あすな)
- 声 - 草柳順子 / 中田順子 / 井口裕香
- 身長:160 cm、スリーサイズ:B85 cm (C) W57 cm H89 cm、誕生日:7月23日
- 桃歌台学園1年A組生徒。通称「明日菜姫」。胡蝶歌劇団(合唱部)に所属。透き通るような綺麗な声の少女で、理子に合唱部のホープと称されたことから、声楽の腕前も優れていることがうかがえる。
- ウェーブがかった淡い栗色の毛を青いカチューシャで止めている。あどけなさが残る整った清楚な顔立ちと華奢でありながら大きな胸と、かなり容姿に優れた美少女。物語で唯一、明確に初めから桃香のことが好きだった少女だが、持ち前の気性からしばらくは自分の気持ちに気付かず、気付いてからもなかなか告白出来ない。人見知りをして気が弱くも優しく、気性は穏やか。八つ当たりはしない気質。料理もこなし、裁縫をするなど、家庭的。少し天然の嫌いはあるが、かなりの常識人でもある。巫女的素養を持つ。
- 護国寺 鞠絵(ごこくじ まりえ)
- 声 - 守田羽糸 / 松元恵
- 身長:159 cm、スリーサイズ:B86 cm (C) W58 cm H86 cm、誕生日:9月9日
- 桃歌台学園1年A組生徒。茶道表桃家(茶道部)に所属。癖っ毛がコンプレックス。
- 上遠野 梨恵(かとおの りえ)
- 声 - まきいづみ / やなせなつみ
- 身長:160 cm、スリーサイズ:B78 cm (A) W56 cm H85 cm、誕生日:10月25日
- 桃歌台学園1年B組生徒。天文同好会に所属。占いマニアである。
- 六条 章子(ろくじょう しょうこ)
- 声 - 桜坂かい / 真山ゆうひ / 小林ゆう[注 6]
- 身長:178 cm、スリーサイズ:B89 cm (B) W60 cm H85 cm、誕生日:8月22日、血液型:B型
- 桃歌台学園2年A組生徒。主人公と桃花のクラスメート。高めの位置で結ったポニーテールと眼鏡が特徴の毒舌家。地味だが、姉御肌で面倒見が良く、真琴達と仲が良い(特に真琴に好意を寄せている)。情報通で、学園内部の2大ソサエティー「蓮会」と「二宮会」のことに詳しい。実は隠された顔を持つが、それは彼女と昔から付き合いがある者しか知らない。
- 藤堂 五月(とうどう さつき)
- 声 - 斉藤愛子 / 神田理江
- 身長:162 cm、スリーサイズ:B82 cm (B) W57 cm H87 cm、誕生日:5月19日
- 桃歌台学園2年A組生徒。クラス委員長。剣術同好会に所属。規律に厳しい性格で、気ままな桃香や桃花をよく注意している。
- 岸辺 斗亞子(きしべ とあこ)
- 声 - 佐本二厘(PC・PS2同じ)
- 身長:168 cm、スリーサイズ:B85 cm (B) W59 cm H85 cm、誕生日:12月27日
- 桃歌台学園2年B組生徒。剣術同好会に所属。章子とは古くからの知り合いであるらしい。
- 水野 美野里(みずの みのり)
- 声 - 須本綾奈 / 嶋崎はるか
- 身長:165 cm、スリーサイズ:B80 cm (B) W57 cm H86 cm、誕生日:11月28日
- 桃歌台学園1年C組生徒。陸上部に所属。夜は正義のヒロイン「ジャスティス・ピーチ」に扮装して学園の平和を守っている。
- 双葉 理子(ふたば りこ)
- 声 - 一色ヒカル / 田中涼子
- 身長:169 cm、スリーサイズ:B95 cm (F) W59 cm H89 cm、誕生日:7月18日
- 桃歌台学園3年A組生徒。副生徒会長「左」。胡蝶歌劇団(合唱部)に所属。周囲からはまるで女王のように崇められている。
- 伊集院 辰也(いじゅういん たつや)
- 声 - 東城直樹 / 宮田幸季
- 誕生日:5月20日
- 桃歌台学園中等部3年A組生徒。剣術同好会に所属。桃香を尊敬している。
- 松永 俊毅(まつなが としき)
- 声 - 特務機兵 / 杉田智和
- 誕生日:8月23日
- 桃歌台学園2年C組生徒。剣道部に所属。学園内ソサエティ「蓮会」の一員。単純で短絡的な性格。五月に気があるらしいが、不良っぽいゆえにその好意を素直に示せず、逆に良い感情を抱かれない可哀想な奴。
- 高岡 誠二(たかおか せいじ)
- 声 - 皇帝 / 立花慎之介
- 誕生日:9月5日
- 桃歌台学園3年C組生徒。副生徒会長「右」。蓮会の一員。落ち着いた物腰の青年で、よく図書館で勉強している。実は六条章子が好きで、章子が絡むと人が変わるところがあるが、相手には恋愛感情を懐かれていない。
- 川田 篤志(かわだ あつし)
- 声 - 滑川菊太郎 / 川村拓央
- 誕生日:7月2日
- 桃歌台学園3年C組生徒。空手部に所属。蓮会の一員。一本気で頼りになる先輩。だが理子に好意を抱いているせいで、理子が絡むと途端におかしくなる。そのため、理子に近付く男には容赦なく襲いかかる。
- 胡蝶三姉妹(こちょうさんしまい)
- 声 - みる / 壱智村小真 / ひばり・山本麻里安、つばめ・渡辺明乃、すずめ・下屋則子
- 身長:148 cm、スリーサイズ:B73 cm (A) W52 cm H78 cm(3つ子ゆえに容貌は同一)
- 胡蝶ひばり、胡蝶つばめ、胡蝶すずめの美少女三姉妹。桃歌台学園生徒。鬢削ぎの長髪をリボンで少しだけ結っている。常に3人一緒で扇を手放さず、とにかく自分達が楽しければそれで良いという性格。上津未原では神懸かり的な力を揮え、人と価値観も善悪観も異なっているため、人の生き死にを絡めた遊びを展開する恐ろしいところも。容貌は3人とも同一だが、目付きだけは微妙に異なっている。
- 学園内にソサエティ「二宮会」を主宰しており、女生徒達には自分達のことを「お姉様」と呼ばせ、はべらせている。日々のほとんどの時間を胡蝶宮で過ごしながら、桃香に難題を持ち掛けからかって楽しむ日々を過ごしている。
- 橘 左近(たちばな さこん)
- 声 - 犬野忠輔 / 安元洋貴
- 剣術同好会に所属。なぜか顔に隈取がある。拳を通じてコミュニケーションをとるタイプで、ミッション「喧嘩道場」の依頼主である。
- 桜 右近(さくら うこん)
- 声 - 氷河流 / 緑川光
- 桃歌台学園2年A組生徒。文学部に所属。長髪の美形で、よく女性に声をかけている。明日菜にも時々声を掛けている。
- ノルン三兄弟(ノルンさんきょうだい)
- 声 - 篠崎双葉 / 折笠愛
- あげは、たては、せせりの美少年三兄弟。黒い制服を着用。3人そろって桃香をからかうのが好き。一日中時計館におり、各種ミッションの仲介をしている。
- 鬼梗(ききょう)
- 声 - 須本綾奈 / 嶋崎はるか / 山県さとみ
- 身長:164 cm、スリーサイズ:B82 cm (B) W58 cm H89 cm
- 学園の生徒会長。赤い2つのリボンと腰までのストレートヘアに、冷たく透き通った白い肌と吸い込まれそうな瞳を持つ美少女。学園内で出会えるのは、ごく一部の選ばれた人間のみ。何故か鬼梗が生徒会長になってから、生徒会選挙で生徒会長が選ばれたことは一度もない。生ける学園の七不思議。一人称は「わらわ」。本筋からそれたすごい秘密があるらしい。
桃歌台学園教職員
[編集]- 和智 紀香(わち のりか)
- 声 - 風華 / 本間ゆかり
- 身長:166 cm、スリーサイズ:B94 cm (E) W61 cm H92 cm、誕生日:6月2日
- 桃歌台学園英語教師。天文部の顧問。まだ新人なので、しばしば笠木から小言を言われている。学園に何か思い出があるらしい。
- 東 衣緒(あずま いお)
- 声 - 風華 / 本間ゆかり / 能登麻美子
- 誕生日:6月29日
- 桃歌台学園教師。幻想文学研究会の顧問。童顔のため「衣緒クン」などと呼ばれている。色々と暗躍している様子を見せる。『顔のない月』から引き続き登場。
- 笠木 哲也(かさぎ てつや)
- 声 - 菱勝 / 岡野浩介
- 誕生日:9月30日
- 桃歌台学園数学教師。美術部の顧問。自由奔放な桃香に手を焼いている。彼なりの教育論を持ち、別に悪い先生ではないのだが、何故か暴走することに。
- 天木 恵子(あまぎ けいこ)
- 声 - 風華 / 本間ゆかり
- 誕生日:4月18日
- 桃歌台学園校長。高齢の女性。天文同好会の顧問。
- 鏡 映子(かがみ えいこ)
- 声 - 篠崎双葉 / 折笠愛
- 桃歌台学園受付。終日南大門に詰めている。
三女神
[編集]仮面の継承者・阿麻氏のヤフツが第二の西王母を作り出そう古の儀式として失敗し、セイ、フウ、ジュナに女神としての力が宿って誕生した3人の女神姉妹。
- セイ
- 声 - 遠野そよぎ / 岡嶋妙 / 早見沙織
- 桃香を下僕扱いし、瘴気渦巻く異界へといざなう謎の少女。一応制服を着てはいるが、学園内で彼女を見かけることはない。
- アニメでは三女神の一人。日本の土着の民である古葛の姫。赤い瞳で、白い長髮が特徴。赤い羽衣を纏った女神の姿。イサミヒコを殺した張本人。「絹宮の白神」、「絹宮の白い姫」。
- ジュナ
- 声 - 伊藤美紀
- 三女神の一人。元は阿麻氏の巫女であり、石剣の使い手となったイサミヒコの妹。化名「真名姫(まなひめ)」。金色の瞳で、灰色のウェーブのかかった髪型が特徴。青い羽衣を纏った女神の姿。兄のイサミヒコを殺したセイを敵視していた。由美子の体内を宿って、不可思議な力を与えている。「闇宮の青い姫」
- フウ
- 声 - 河原木志穂
- 三女神の一人。姫カットの髪型が特徴。緑色の羽衣を纏った女神の姿。一切が謎に包まれた少女。
- 『顔のない月』の倉木水菜と似ている。
その他の人々
[編集]- イサミヒコ
- 声 - 伊瀬茉莉也
- 阿麻氏の戦士。
- ヤフツ王
- 声 - 野島健児
- 雪牙姫(ゆきひめ)
- 声 - 玉川紗己子
- 崑崙より現れた仙女。
- 沙羅姫(さらひめ)
- 声 - 清水愛
- 雪牙姫の娘の1人。ふ
- 片桐 杏奈(かたぎり あんな)
- 雪牙姫の三女。
- 壇 九重(だん ここのえ)
- 声 - 井市崑 / 中博史
- 伊集院家執事。辰也のことを心から案じている。
- 御堂 香陽(みどう かや)
- 声 - 金田まひる / 梶田夕貴 / 森永理科
- 身長:180 cm、スリーサイズ:B94 cm (D) W61 cm H87 cm、誕生日:9月6日
- 御堂寧々の妹。中盤から学園に出没するようになる。肉食獣のような独特の雰囲気を漂わせている。アニメでもゲームでも、終盤で明日菜と絡むことが多い。
- 謎の占い師(なぞのうらないし)
- 声 - まきいづみ / やなせなつみ
- フードを目深に被り、猫の手型グローブをはめた女性。対人関係のミッション依頼、好感度のわかる「人物占い」、次の満月がわかる「月齢占い」を請け負ってくれる。
- うらしま
- 声 - 波動拳 / 緒方賢一
- 桃香と行動を共にする赤い鳥。本人いわく怨霊の類であるらしいが、現在は威厳も何もなく、もっぱら桃香の相方のような位置にいる。
- トウカ
- 声 - 水鏡 / 中川里江
- どこかから現れる怨霊めいた少女。桃香を敵視しており、彼に成り代わろうとする。
- 春日(かすが)
- 声 - 奥田香織/ 百々麻子
- 笠木や梨恵を操って、桃香の秘密を探ろうとする女性。
- ユーリカ
- 声 - 金田まひる / 梶田夕貴 / 齋藤彩夏
- 終盤に桃歌台学園を襲う、吸血鬼の少女。香陽と激闘を繰り広げる。
- アンディ
- 声 - 上州トム / 古澤徹
- 無数の吸血鬼を投入して学園制圧をもくろむ、本作の最終ボス。
- 加賀 浩人(かが ひろと)
- 声 - 一条和矢(PC・PS2とも同じ)
- 白いスーツの魔術師で、春日の主。学園に陰謀をめぐらせる者たちの中でも高位の存在で、胡蝶三姉妹と化かしあいのようなやり取りをしている。
- JJ(ジェイジェイ)
- 声 - 十利須我里 / 日野聡
- おまけシナリオに登場。学園襲撃者の一味。
- 絶対宇宙
- 声 - 島本須美
- ナレーション
- 声 - 水戸部千希己
用語
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 上津未原(かみつみはら)
- 神話の息づく古き聖地。
- 龍皇(りゅうおう)
- 犬飼真琴の体内が宿っており、笛を吹くことで龍皇の力を発揮する。
- 石剣(せっけん)
- 水晶状の根を伸ばし赤い魔剣。強大な力を保ってる。
- 仮面(かめん)
- 蟠桃園(ばんとうえん)
- 西蟠桃園と東蟠桃園があり、西王母の桃園。
- 古の儀式(いにしえのぎしき)
- 三女神が誕生した儀式。
- 上巳の歌会(じょうしのうたかい)
スタッフ
[編集]- エグゼクティブプロデューサー - CARNELIAN
- ディレクター - KIM's SOUNDROOM
- キャラクターデザイン・原画 - CARNELIAN、天宮ぽらん
- シナリオ - 片桐由摩、オズケイイチロウ、西貝言羽、宙形安久里
- 音楽 - KIM’s SOUNDROOM
- 広報 - 池パン
主題歌
[編集]- 「月華の螺旋」
- 飛蘭 -フェイラン-によるエンディングテーマ。作詞は片桐由摩、作曲はKIM’s SOUNDROOM、編曲は上松範康。
PS2版
[編集]角川書店よりPlayStation 2用ソフトとして発売された『桃華月憚 -光風の陵王-』では、先行して発売されたPC版からシステムおよび構成の大幅な見直しが行われた。主な変更点として、登場人物の音声がフルボイス化されたほか、戦闘パートにおいて必殺技システムが新たに実装されている。また、イベントスケジュールが再構成され、自由行動の期間が9月上旬までに設定されたことに加え、おまけシナリオとして後日談が追加された。
作品間の位置付けについても整理がなされ、PC版では曖昧であった『顔のない月』との関係が本作の前日譚として明確に定義された。これに伴い、限定版であるDXパックには、前作のヒロインの一人である倉木鈴菜のシナリオを抜粋した『顔のない月 〜Select Story〜』が同梱されている。一方で、特定のキャラクターが提示するミッションの2周目を請け負うとゲームの進行が停止するといった、動作上の不具合も確認されている。
テレビアニメ
[編集]2007年4月から9月にかけて全26話がBS朝日ほかにて放送された[2]。本作はエイベックスの一社提供番組であり、同社のレーベルであるavex entertainmentが配給を担当している。制作陣には過去のテレビアニメ『ヤミと帽子と本の旅人』に従事したスタッフが起用されており[2]、主役である桃花役の早見沙織にとっては本作がアニメデビュー作となった。
作品の内容については、アダルトゲーム版の設定やストーリーを概ね踏襲しているものの、桃花とセイの関係性に代表されるような独自の設定も含まれている。また、前述の『ヤミと帽子と本の旅人』と同様に性的な要素が散見され、同性愛や近親相姦を示唆する描写が取り入れられている。なお、原作の前作にあたる「顔のない月」との直接的な関連性については、本作においては明確にされていない。
特色
[編集]本作は、物語の結末から始まりへと遡って描写する「逆再生」の構成を採用している[2]。これは日本のテレビアニメにおいて前例のない試みであり[2]、監督の山口裕司とシリーズ構成の望月智充は、この手法が作品の大きな特徴であることを強調し、インタビューでは「今後『逆再生』構成にしたアニメが出てきても、『桃華月憚』の真似になる」と語っている[要出典]。また、山口と望月の要望により、声優の清水愛、能登麻美子、山本麻里安の3名が脚本執筆に携わっている[3]。
制作No.14においては、スタッフが共通する『ヤミと帽子と本の旅人』のキャラクターがゲストとして登場した[4]。この回では映像面での共演に合わせ、同作で使用されていたBGMも劇中でそのまま用いられている。
スタッフ(アニメ)
[編集]主題歌(アニメ)
[編集]各話リスト
[編集]| 制作No. | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 初放送日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 望月智充 | 山口祐司 | 吉田俊司 | 近藤源一郎 | 2007年 4月3日 | |
| 2 | 山本秀世 | 小林浩輔 | 沈宏 | 4月10日 | ||
| 3 | 今千秋 | 浅井昭人 | 4月17日 | |||
| 4 | 喜多谷充 | 中山敦史 | 八尋裕子 | 4月24日 | ||
| 5 |
| 丸山由太 | 石原恵 | 5月1日 | ||
| 6 | 笹野恵 | 高本宣弘 | 山崎茂 |
| 5月8日 | |
| 7 | 中瀬理香 |
| 吉田俊司 | 徳田夢之介 | 5月15日 | |
| 8 | 寺東克己 | いまざきいつき |
| 5月22日 | ||
| 9 | 錦紀和 | 小倉宏文 | 浅井昭人 | 5月29日 | ||
| 10 | 望月智充 | 青木新一郎 | 小林浩輔 | 末廣直貴 | 6月5日 | |
| 11 | 山本麻里安 |
|
|
| 6月12日 | |
| 12 | 笹野恵 | 藤原良二 | 土屋浩幸 | 高橋敦子 | 6月19日 | |
| 13 | 山本麻里安 | 川崎逸朗 | 吉田俊司 |
| 6月26日 | |
| 14 | 望月智充 | 山本秀世 | 丸山由太 | 塩川貴史 | 7月3日 | |
| 15 | 綿紀和 | 高本宣弘 | 石井久志 | 阿部智之 | 7月10日 | |
| 16 | 笹野恵 |
| 小林浩輔 | 沈宏 | 7月17日 | |
| 17 | 望月智充 |
| 秋田谷典昭 | 近藤源一郎 | 7月24日 | |
| 18 | 清水愛 | 小倉宏文 |
| 7月31日 | ||
| 19 | 望月智充 | 山本秀世 | 吉田俊司 | 塩川貴史 | 8月7日 | |
| 20 | 錦紀和 |
| 土屋浩幸 | 浅井昭人 | 8月14日 | |
| 21 | 能登麻美子 | 望月智充 | 小林浩輔 |
| 8月21日 | |
| 22 | 山本麻里安 | 川崎逸朗 | 石井久志 | 八尋裕子 | 8月28日 | |
| 23 | 笹野恵 | 柳沢テツヤ | 笠井信児 | 尹貞凞 | 9月4日 | |
| 24 | 望月智充 | 高本宣弘 | 小林浩輔 | 高橋敦子 | 9月11日 | |
| 25 |
| 吉田俊司 | 浅井昭人 | 9月18日 | ||
| 26 |
| 丸山由太 | 近藤源一郎 | 9月25日 | ||
放送局
[編集]| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [5] | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2007年4月3日 - 9月25日 | 火曜 1:30 - 2:00(月曜深夜) | BS朝日 | 日本全域 | [注 8] |
| 2007年4月5日 - 9月27日 | 木曜 2:00 - 2:30(水曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
| 2007年4月7日 - 9月29日 | 土曜 2:05 - 2:35(金曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 |
DVD
[編集]本シリーズの映像ソフトは、初回限定特装版と通常版の2種類で展開された。初回限定特装版は通常版2巻分を1セットに集約し、特典を追加した構成となっている。いずれの特装版も本編ディスク2枚と特典ディスク1枚の3枚組で構成され、化粧箱型の特製収納ケース、16ページのカラーブックレット、西田亜沙子の描き下ろしジャケットイラストが共通の封入特典として用意されている。
2007年9月19日に発売された第1弾「月華之抄」は、本編DVD「壱」と「弐」に計6話を収録している。特典ディスク「蒼月光盤」には、望月智充脚本によるミニ音声ドラマの守東桃香編と守東由美子編のほか、ノンクレジット映像やキャストインタビューが収められた。続く10月31日発売の「風華之抄」は、本編DVD「参」と「肆」に計7話を収録する。特典ディスク「橙風光盤」には、犬飼真琴編と鬼梗編の音声ドラマに加え、望月智充と山本麻里安によるスタッフインタビュー映像などが収録されている。12月26日発売の「蝶華之抄」は、本編DVD「伍」と「陸」に計7話を収録している。特典ディスク「翠蝶光盤」には、六条章子編と御堂寧々編の音声ドラマのほか、山口裕司とCARNELIANによる音声コメンタリー、望月智充と清水愛のインタビュー映像が収められた。最終巻となる2008年2月27日発売の「香華之抄」は、本編DVD「漆」と「捌」に計6話を収録する。特典ディスク「紅香光盤」には、川壁桃花編と守東春彦編の音声ドラマに加え、能登麻美子を迎えたインタビュー映像やミュージッククリップなどの多彩な映像特典が収録されている。
| 特装版巻題 | 通常版巻数 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 特装版 | 通常版 | ||||
| 月華之抄 | 壱 | 2007年9月19日 | 「桜」「歌」「剣」 | AVBA-26367/9 | AVBA-26379 |
| 弐 | 「冠」「仏」「蝶」 | AVBA-26380 | |||
| 風華之抄 | 参 | 2007年10月31日 | 「闇」「氷」「雪」「血」 | AVBA-26370/2 | AVBA-26381 |
| 肆 | 「祭」「命」「館」 | AVBA-26382 | |||
| 蝶華之抄 | 伍 | 2007年12月26日 | 「旅」「暦」「星」「月」 | AVBA-26373/5 | AVBA-26383 |
| 陸 | 「海」「幕」「桃」 | AVBA-26384 | |||
| 香華之抄 | 漆 | 2008年2月27日 | 「園」「虐」「嫁」 | AVBA-26376/8 | AVBA-26385 |
| 捌 | 「綾」「〆」「華」 | AVBA-26386 | |||
CD(アニメ)
[編集]発売および販売はいずれもエイベックス・マーケティングが担当している。
| 商品名 | 発売日 | 規格品番 |
|---|---|---|
| ゆめおぼろ | 2007年6月20日 | AVCA-26346 |
| この世界がいつかは | AVCA-26347 | |
| 桃華月憚 音劇集 | 2007年7月18日 | AVCA-26397 |
| 桃華月憚 華劇草紙「闘」 | 2007年9月26日 | AVCA-26481 |
| 桃華月憚 華劇草紙「恋」 | 2007年11月21日 | AVCA-26475 |
| 桃華月憚 華奏楽集 | 2008年1月25日 | AVCA-26616 |
漫画
[編集]角川書店が発行する「コンプティーク」にて連載された。作画は雲屋ゆきお、脚本・監修はゲーム版でシナリオを担当した宙形安久里がが担当する。
| 巻数 | 発行日 | 発売日 | ISBN |
|---|---|---|---|
| 壱 | 2007年8月10日 | 2007年8月9日 | ISBN 978-4-04-713952-7 |
| 弐 | 2008年1月10日 | ISBN 978-4-04-715012-6 | |
関連商品
[編集]CD
[編集]- 『月華の螺旋』PCゲームエンディングテーマ(HOBiRECORDS 2007年4月6日発売) HBMS-177 (シングル)
- 『桃華月憚』オリジナルサウンドトラック(PCゲーム)(HOBiRECORDS 2007年5月25日発売) HBMS-178
脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ 雑誌などには告知せず、公式サイトの作品概要を1行変更するというものであり、ページトップの更新履歴にはこの変更が行われたことは記載されていない。
- ↑ オービット社の見解としてはこれはあくまで特典DISCであり、パッチではないため。
- ↑ 当初はゆかなが演じるはずだったが、第1話収録後に「スケジュールにダブルブッキングが発覚した」という理由で降板している。
- ↑ 医師免許習得後、渡米留学したのならば由美子とほぼ同い年ということになりかねないため。
- ↑ 第26話では、一部シーンの原画を担当。
- ↑ 第25話では、提供クレジットの絵を担当。
- ↑ DVD収録版では「
虐 」に変更されている。 - ↑ BS朝日では第25話の放送が急遽中止となり、一部内容を変更して最終回の第26話と2話連続で放送された。
出典
[編集]- ↑ “ROOTブランド再始動記念 顔のない月 再誕プロジェクト - ROOT - クラウドファンディング | Ci-en(シエン)”. ci-en. 2025年11月4日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 animeanime「最終回から始まる「桃華月憚」の新しい試みに注目(5/17)」『アニメ!アニメ!』イード、2007年5月17日。2026年3月1日閲覧。
- ↑ 「あの人気声優たちがアニメのシナリオ執筆に初挑戦!「桃華月憚」脚本家インタビュー」『電撃オンライン』KADOKAWA Game Linkage、2007年6月8日。2026年3月1日閲覧。
- ↑ 「1話限りの夢の共演!TVアニメ「桃華月憚」に「ヤミと帽子と本の旅人」のキャラが登場」『電撃オンライン』KADOKAWA Game Linkage、2007年6月9日。2026年3月1日閲覧。
- ↑ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 桃華月憚 - ウェイバックマシン(2008年2月6日アーカイブ分)
- 「桃華月憚 DL版」特設ページ
- PS2版『桃華月憚 -光風の陵王-』公式サイト
- avex movie内公式サイト - TVアニメ
- AT-X内公式ページ - TVアニメ