路傍のフジイ
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| 路傍のフジイ | |
|---|---|
| ジャンル | ヒューマンドラマ |
| 漫画 | |
| 作者 | 鍋倉夫 |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載誌 | 週刊ビッグコミックスピリッツ |
| レーベル | ビッグコミックス |
| 発表号 | 2023年24号 - |
| 巻数 | 既刊6巻(2026年2月27日現在) |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画 |
| ポータル | 漫画 |
『路傍のフジイ』(ろぼうのフジイ)は、鍋倉夫による日本の漫画。『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)において、2023年24号から連載中。「このマンガがすごい!2025」オトコ編では5位に、「マンガ大賞2025」では2位に選出された。2026年3月時点で累計部数が130万部を突破している[1]。
沿革
[編集]2023年5月15日発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)2023年24号で連載が開始した[2]。
登場人物
[編集]- 藤井 守(ふじい まもる)
- 40代独身で非正規雇用の男性社員。無表情で存在感が薄く、同僚からはつまらない人間だと思われている。様々な趣味をもち、世間の価値観に囚われずマイペースに暮らしている。幼少期から誰に対しても敬語で接している。
- 田中(たなか)
- 藤井と同僚の若手男性社員。独身であり、将来に漠然とした不安を感じている。藤井のような人間にはなりたくないと思っていたが、藤井の内面を知ってからは藤井と友人になる。
- 石川 綾(いしかわ あや)
- 藤井と同僚の若手女性社員。美人だが、アニメが好きで他人にはあまり心を開かない。元風俗嬢で、パパ活をしている。常に自然体で過ごす藤井に興味を抱き、藤井と友人になる。
作風とテーマ
[編集]本作は藤井の同僚やかつての友人など、藤井の周囲にいる人々の視点で進行し[3]、藤井が語り手となることはない[4]。作中では、藤井の周囲の人々が藤井の生き様に感化され、自らの価値観を見直していく様子が描かれる[5]。劇的な展開や明確なオチは基本的に描かれない[4]。
評価
[編集]ライターのキットゥン希美は、本作は「誰かの価値観に乗っかって生きることを否定して、自分の人生を生きることの大切さを描いた作品」だと評している[6]。ライターの伊藤和弘は、「幸せとは何か、改めて考えさせられる作品」だと評している[7]。『このマンガがすごい!』は、「なんとも不思議な魅力を持つ男が紡ぐ、新しいヒューマンドラマだ」と評している[5]。
「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門では17位に選出された[8]。「このマンガがすごい!2025」オトコ編では5位に選出された[5]。「全国書店員が選んだおすすめコミック2025」では9位に選出された[9]。「マンガ大賞2025」では2位に選出された[10]。
書誌情報
[編集]- 鍋倉夫『路傍のフジイ』小学館〈ビッグコミックス〉、既刊6巻(2026年2月27日現在)
- 2023年10月30日発売[11]、ISBN 978-4-09-862542-0
- 2024年2月29日発売[12]、ISBN 978-4-09-862708-0
- 2024年8月30日発売[13]、ISBN 978-4-09-863020-2
- 2025年2月28日発売[14]、ISBN 978-4-09-863203-9
- 2025年8月29日発売[15]、ISBN 978-4-09-863585-6
- 2026年2月27日発売[16]、ISBN 978-4-09-863781-2
脚注
[編集]- ↑ 『ビッグコミックスピリッツ』2026年14号、小学館、2026年3月2日。表紙より。
- ↑ “俺のほうがマシだ、と思っていたのに…価値観を転回させる男を描くスピリッツ新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年5月15日). 2025年7月6日閲覧。
- ↑ ちゃんめい (2025年6月1日). “【連載コラム】マンガライターちゃんめいの「一曲、読んでみる?」第4回-『路傍のフジイ』(鍋倉夫)とエレファントカシマシ「さよならパーティー」”. OTOTOY. 2025年7月6日閲覧。
- 1 2 南信長 (2023年11月24日). “鍋倉夫「路傍のフジイ」 人生楽しむ地味な男、周囲を感化”. 好書好日. 朝日新聞. 2025年7月6日閲覧。
- 1 2 3 『このマンガがすごい!2025』宝島社、2024年12月27日、44–45頁。ISBN 978-4-299-06276-5。
- ↑ キットゥン希美 (2025年5月8日). “マンガ大賞2位『路傍のフジイ』なぜ人気? アラフォー独身男の“やさしさ”にハマる人続出の異色作”. リアルサウンド. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ 伊藤和弘 (2024年5月14日). “パッとしないが、実はすごいヤツ。令和の会社員像は 鍋倉夫「路傍のフジイ」(第143回)”. 好書好日. 朝日新聞. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “「次にくるマンガ大賞 2024」1位に「カグラバチ」「ふつうの軽音部」”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月28日). 2025年7月6日閲覧。
- ↑ 松野千聖 (2025年2月4日). “全国書店員&出版社コミック担当が選ぶおすすめコミックを発表 - 栄えある1位に輝いたのは?”. マイナビニュース. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “マンガ大賞2025、大賞作品は売野機子「ありす、宇宙までも」”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年3月27日). 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “路傍のフジイ 1”. 小学館. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “路傍のフジイ 2”. 小学館. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “路傍のフジイ 3”. 小学館. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “路傍のフジイ 4”. 小学館. 2025年7月6日閲覧。
- ↑ “路傍のフジイ 5”. 小学館. 2025年8月29日閲覧。
- ↑ “路傍のフジイ 6”. 小学館. 2026年2月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 『路傍のフジイ〜偉大なる凡人からの便り〜』 鍋倉夫 - ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館