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1969年の阪急ブレーブス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1969年の阪急ブレーブス
成績
日本シリーズ敗退
日本S 2勝4敗(対巨人[1]
パシフィック・リーグ優勝
76勝50敗4分 勝率.603[2]
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場 阪急西宮球場
Image
球団組織
オーナー 森薫
経営母体 京阪神急行電鉄
監督 西本幸雄
« 1968
1970 »

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1969年の阪急ブレーブスでは、1969年の阪急ブレーブスの動向をまとめる。

この年の阪急ブレーブスは、西本幸雄監督の7年目のシーズンであり、3年連続のリーグ優勝を果たしたシーズンである。

概要

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3連覇を目指すチームはオフのドラフト会議でのちの名選手・山田久志加藤秀司福本豊の3人を獲得するなど、暗黒時代を支えたベテランから第2期黄金時代を支える若手への世代交代が図られた。前年4位からの巻き返しを図る近鉄とのマッチレースが5月以降続き、一度は近鉄に流れが傾くが10月中旬の直接対決4連戦に大きく勝ち越して3年連続のリーグ優勝を達成。投手陣では米田哲也梶本隆夫足立光宏などが最後までローテを守り、打撃陣では前年レギュラー定着の大熊忠義が1番を打ち、和製大砲の長池徳士も本塁打王と打点王の二冠を獲得するなど4番として奮闘した。日本シリーズ巨人の2勝1敗で迎えた第4戦、4回裏の土井正三のホームスチールを巡って正捕手の岡村浩二が判定に納得できず岡田功球審を殴打して退場すると、岡村の退場後にマスクをかぶった中沢伸二岡田幸喜の捕手陣が巨人打線の集中打を抑えきれず3対9で敗戦。続く第5戦は接戦の末5対3で勝利して巨人の後楽園球場での胴上げを阻止したものの、西宮での第6戦を落として2勝4敗で敗退。三度巨人に挑戦するも、西本監督の「打倒巨人」は実らなかった。タイトルでは長池が本塁打王&打点王のほかにMVPを、阪本敏三が盗塁王を獲得した。前年ドラフトで1位指名の山田は都市対抗後の8月に入団するが、わずか7試合の登板で0勝1敗に終わった。

阪急ブレーブスの当年及び近年のシーズン成績
最終成績














O
P
S





1969 日本シリーズ敗退優勝13076504.603543.25415412861394.722西本幸雄
1968 日本シリーズ敗退優勝13480504.615538.24215412258471.708西本幸雄
1967 日本シリーズ敗退優勝13475554.577518.2511438756371.703西本幸雄
1966 リーグ5位5位13457734.438428.2471165974280.666西本幸雄
1965 リーグ4位4位14067712.486518.24413685100363.679西本幸雄
1964 リーグ2位2位15079656.549590.2451416878434.685西本幸雄
1963 リーグ6位6位15057921.383459.228868538392.609西本幸雄
1962 リーグ5位5位13160701.462451.2296010774361.618戸倉勝城
1961 リーグ5位5位14053843.387421.225659356416.612戸倉勝城
1960 リーグ4位4位13665656.500447473.2436410575318.6332.9947138戸倉勝城
1959 リーグ5位5位13448824.369387.2225713561325.576藤本定義

チーム成績

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レギュラーシーズン

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開幕オーダー
1 大熊忠義
2 阪本敏三
3 長池徳士
4 矢野清
5 アグリー
6 森本潔
7 山口富士雄
8 岡村浩二
9 米田哲也
1969年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 阪急-- 阪急-- 阪急-- 阪急-- 阪急-- 阪急-- 阪急--
2位 東映3.5 近鉄2.5 近鉄0.5 近鉄0.0 近鉄0.5 近鉄1.0 近鉄2.0
3位 ロッテ4.0 東映6.0 東映8.0 東映6.0 ロッテ8.0 ロッテ6.5 ロッテ5.5
4位 南海6.0 ロッテ7.0 ロッテ8.0 ロッテ8.5 東映14.5 東映17.0 東映19.5
5位 西鉄 南海7.5 西鉄9.0 西鉄12.0 西鉄15.0 西鉄20.5 西鉄25.0
6位 近鉄7.5 西鉄10.0 南海16.5 南海18.5 南海22.0 南海24.0 南海26.0
1969年パシフィック・リーグ成績
順位球団勝率
優勝阪急ブレーブス76504.603---
2位近鉄バファローズ73516.5892.0
3位ロッテオリオンズ69547.5615.5
4位東映フライヤーズ57703.44919.5
5位西鉄ライオンズ51754.40525.0
6位南海ホークス50764.39726.0

日本シリーズ

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1969年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月26日(日)第1戦読売ジャイアンツ6 - 5阪急ブレーブス阪急西宮球場
10月27日(月)第2戦読売ジャイアンツ1 - 2x阪急ブレーブス
10月28日(火)移動日
10月29日(水)第3戦阪急ブレーブス3 - 7読売ジャイアンツ後楽園球場
10月30日(木)第4戦阪急ブレーブス4 - 9読売ジャイアンツ
10月31日(金)第5戦阪急ブレーブス5 - 3読売ジャイアンツ
11月1日(土)移動日
11月2日(日)第6戦読売ジャイアンツ9 - 2阪急ブレーブス阪急西宮球場
優勝:読売ジャイアンツ(5年連続11回目)

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オールスターゲーム1969

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  • 監督
西本幸雄
  • ファン投票
長池徳二
  • 監督推薦
米田哲也
梶本隆夫
岡村浩二
阪本敏三
矢野清

できごと

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選手・スタッフ

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表彰選手

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リーグ・リーダー
選手名タイトル成績回数
長池徳二 最優秀選手初受賞
本塁打王41本初受賞
打点王101打点初受賞
阪本敏三 盗塁王47個初受賞
ベストナイン
選手名ポジション回数
岡村浩二捕手初受賞
阪本敏三遊撃手2年連続2度目
長池徳二外野手2年ぶり2度目

ドラフト

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順位選手名ポジション所属結果
1位 三輪田勝利投手大昭和製紙入団
2位 国岡憲治投手鴨島商業高入団
3位 宇野輝幸捕手日本大学第一高入団
4位 田中末一外野手大鉄高入団
5位 秋元国武内野手日本石油拒否
6位 長嶺俊一投手電電九州拒否
7位 岡本一光投手興國高入団
8位 副島末男投手塩田工業高入団

脚注

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注釈

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出典

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