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M-1グランプリ2019

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M-1グランプリ > M-1グランプリ2019
M-1グランプリ2019
受賞対象結成15年以内の漫才師のうちの最優秀者
スポンサーCygames
サントリー
日清食品
ファミリーマート
開催日2019年8月1日 - 12月22日
会場テレビ朝日(決勝戦)
日本の旗 日本
主催M-1グランプリ事務局
吉本興業
朝日放送テレビ
司会今田耕司上戸彩(決勝戦)
報酬賞金1000万円、他
最新受賞者ミルクボーイ
公式サイト公式サイト
テレビ/ラジオ放送
放送局ABCテレビ・テレビ朝日系列
放送時間2019年12月21日
18時34分 - 22時10分
視聴率17.2%(関東)
26.7%(関西)

M-1グランプリ2019』(エムワングランプリ2019)は、吉本興業朝日放送テレビ(ABCテレビ)主催の漫才コンクール「M-1グランプリ」の第15回大会。2019年12月22日に決勝戦が開催され、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて生放送された。優勝者はミルクボーイ

タイトルロゴの紫色の「2019」は、この年から始まった新たな元号令和」をイメージしている[1]

今大会の決勝戦は、10組のうち初進出が7組と、例年以上に顔ぶれが変化した。また、今大会の敗者復活組である和牛は今大会終了後、ラストイヤーを待たずにM-1からの卒業を表明した[2]

大会の流れ

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エントリー受付は6月13日から8月31日まで。

エントリー数は再エントリーを含め5040組。1回戦は8月1日から10月4日にかけて全国各地で開催され、その後は東京、大阪・京都の2地区に分けて、10月7日 - 23日に2回戦、10月28日 - 11月11日に3回戦、11月18日・19日に準々決勝が行われた。

準決勝は12月4日に行われ、ワイルドカード枠の金属バットを含む26組が出場した。準決勝初進出はミルクボーイぺこぱオズワルドすゑひろがりず四千頭身くらげラランドロングコートダディの8組で、そのうちラランドは準々決勝が導入されてから、アマチュアとして準決勝に進出した唯一のコンビである。

審査の結果、かまいたちが3年連続、見取り図が2年連続、インディアンス、ミルクボーイ、オズワルド、ぺこぱ、からし蓮根ニューヨーク、すゑひろがりずが初の決勝戦進出を果たした。

  • 決勝初進出7組は、第2回(2002年)以降で史上最多。また、ノーシードからの決勝戦進出も5組(うちシード未経験は4組)と、第11回(2015年)と並び最多である。

敗者復活戦(大会の流れ)

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12月22日、六本木ヒルズアリーナにて開催。司会は陣内智則新川優愛

ワイルドカードを除く準決勝で敗れた16組が出場。第11回(2015年)から前回まではネタの持ち時間が3分だったが、今大会から決勝戦および大会復活前と同様の4分に変更されている。審査は視聴者投票によって行われ、全16組のネタが終了した後、視聴者は公式サイトもしくはデータ放送にて、面白いと思った3組を選んで投票する。投票時間中に最も多くの票を獲得した1組が、決勝戦へ勝ち上がる。

出番順は前回と同様、準決勝の順位が高い順にくじを引いて決定した。

決勝戦(大会の流れ)

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12月22日、テレビ朝日にて開催。司会は今田耕司上戸彩[3]

審査員はオール巨人塙宣之立川志らく富澤たけし礼二松本人志、そして前回大会の終了直後に引退の意向を示していた上沼恵美子[4]の7名が揃って続投した。

敗者復活組が発表されるタイミングは、前々回・前回ではファーストラウンドの開始前だったが、今大会から笑神籤で「敗者復活組」が引かれた直後に変更され、決勝戦の会場に移動した直後にネタを披露する形になった。

笑神籤プレゼンターとして、この年に行われたラグビーワールドカップ2019日本代表から堀江翔太福岡堅樹稲垣啓太が出演し、1 - 3組目を堀江、4 - 6組目を福岡、7 - 10組目を稲垣が抽選した。その結果、ニューヨーク、かまいたち、敗者復活組、すゑひろがりず、からし蓮根、見取り図、ミルクボーイ、オズワルド、インディアンス、ぺこぱの順でネタを披露することになった。

3組目の抽選で「敗者復活組」のくじが引かれ、敗者復活戦の結果発表が行われた。投票の結果、四千頭身、ミキ和牛アインシュタインが上位4組に名を連ね、300万票を超える投票のうち、65万0095票を獲得した和牛が決勝戦に進出した[5]

審査員7名による採点の結果、ミルクボーイが1位通過、かまいたちが2位通過、ぺこぱが3位通過で最終決戦に進出。ファーストラウンド上位の組からネタ順を選択し、例年通りファーストラウンド下位から順にネタを披露した。

最終投票では松本がかまいたちに、他の6名がミルクボーイに投票。6票を獲得したミルクボーイが第15代王者となった。

決勝戦(結果)

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得点・得票詳細の装飾の意味
金背景1位通過、優勝
銀背景2位通過
銅背景3位通過
赤文字審査員別の最高評点
青文字審査員別の最低評点
赤太文字全体の最高評点
青太文字全体の最低評点
  • 順位は最終決戦に進出したコンビは票数、それ以外のコンビはファーストラウンドの得点による順序。
  • 所属事務所は出場当時[注 1]、結成年の太字はラストイヤー。
  • 敗者復活組はキャッチコピーがないため、「(敗者復活組)」とする。
  • 順位や得点などをまとめた表は、矢印がついたセルをクリックすると、昇順、降順、元の順の順番で並び替えられる。
順位コンビ名
所属事務所
No.結成年決勝戦進出歴キャッチコピーファースト最終決戦
出番得点出番得票
優勝ミルクボーイ
吉本興業
2972007年初進出
ノーシード
ナニワスパイラル7番681点3番6票
2位かまいたち
吉本興業
44402004年3年連続 3回目憑依する漫才2番660点2番1票
3位ぺこぱ
サンミュージックプロダクション
8462008年初進出
ノーシード
ツッコミ方改革10番654点1番0票
4位和牛
吉本興業
45472006年5年連続 5回目(敗者復活組)3番652点
5位見取り図
吉本興業
36592007年2年連続 2回目真逆の個性6番649点
6位からし蓮根
吉本興業
1892013年初進出火の国ストロング5番639点
7位オズワルド
吉本興業
11782014年初進出
ノーシード
新・東京スタイル8番638点
8位すゑひろがりず
吉本興業
13652011年初進出
ノーシード[注 2]
令和の伝統芸能4番637点
9位インディアンス
吉本興業
33282010年初進出ノンストップ9番632点
10位ニューヨーク
吉本興業
25942010年初進出
ノーシード[注 3]
漫才ジョーカー1番616点
ファーストラウンド得点詳細
出番順コンビ名得点計巨人志らく富澤礼二松本上沼
1 ニューヨーク61687919088888290
2 かまいたち66093959593949595
3 和牛65292969691939292
4 すゑひろがりず63792919290918992
5 からし蓮根63993908990939094
6 見取り図64994929491939194
7 ミルクボーイ68197999797969798
8 オズワルド63891898991949094
9 インディアンス63292898790928894
10 ぺこぱ65493949194929496
最終決戦得票詳細
出番順コンビ名得票数巨人志らく富澤礼二松本上沼
1 ぺこぱ0
2 かまいたち1
3 ミルクボーイ6
備考
  • ミルクボーイが全審査員から96点以上の得点を獲得。第4回(2004年)のアンタッチャブルの平均96.14点(673 / 700点)を大きく上回り、歴代最高の平均97.29点(681 / 700点)を記録した。
  • 第2回(2002年)以降で初めて、過去にシード権を経験したことがない(過去に準決勝進出経験がない)コンビが優勝した[注 4]

敗者復活戦(結果)

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  • コンビ名、所属事務所は出場当時[注 1]、結成年の太字はラストイヤー、金背景は決勝戦進出者。
  • 結成年が本来と異なる場合は打消し線を付け、正しいものを併記する。
順位コンビ名所属事務所No.結成年予選出番得票
1位和牛吉本興業45472006年11位4番65万0095票
2位ミキ吉本興業42892012年13位7番47万1627票
3位四千頭身ワタナベエンターテインメント39632016年23位9番30万7115票
4位アインシュタイン吉本興業842010年2011年10位15番29万7313票
5位天竺鼠吉本興業24242004年19位3番
6位カミナリグレープカンパニー25432011年16位1番
7位トム・ブラウンケイダッシュステージ45332009年15位16番
8位くらげ吉本興業14632018年20位8番
9位錦鯉SMA24292012年24位11番
10位東京ホテイソングレープカンパニー27812015年12位10番
11位ラランドアマチュア24192014年22位5番
12位セルライトスパ吉本興業22992009年17位12番
13位ダイタク吉本興業13682008年2009年21位13番
14位マヂカルラブリー吉本興業13562007年14位6番
15位ロングコートダディ吉本興業29012009年25位14番
16位囲碁将棋吉本興業44692004年18位2番

社会的反応

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当時無名だったミルクボーイ・ぺこぱがノーシードから最終決戦に進出したほか、前大会まで3年連続で準優勝しており今回も優勝候補と目されていた和牛が準決勝敗退、その後敗者復活を果たすも最終決戦進出は逃すなど、下馬評を覆す展開が特に多く見られた大会となった。またミルクボーイがM-1史上最高得点(審査員あたりの平均点最高記録)を更新し、大きな盛り上がりを見せた。

お笑いナタリーでは結果予想企画が実施され、メンバーはお笑い好きを公言するDJ KOOIMALU川谷絵音井口綾子RAM RIDERの5名。優勝はDJ KOO、IMALU、井口がインディアンス、川谷がニューヨーク、RAM RIDERがかまいたちと予想した[6]

ファーストラウンドでミルクボーイがコーンフレークをネタにしたことに対し、M-1決勝翌日にケロッグがミルクボーイに対し、コーンフロスティ1年分を進呈することを発表した[7]。また、翌年の1月28日にケロッグの応援サポーターに就任した[8]。また、すゑひろがりずがハッピーターンサッポロポテトなどをネタにしたことに対して、亀田製菓カルビーが特別仕様のパッケージ商品を贈呈した[9]

松陰寺太勇(ぺこぱ)の「悪くないだろう」という否定しないツッコミから、ぺこぱの漫才は「人を傷つけない笑い」だとして、話題となった。若林正恭(オードリー)はツッコミというシステムそのものを「(そもそもが)多様性の否定である」と分析しており、ぺこぱの否定しないツッコミを「時代の転換点」だと高く評価した[10]。メディアでは併せて、ミルクボーイの漫才も「人を傷つけない笑い」と括られたが、駒場は「(漫才には)結構毒を入れさせてもらっている。僕らは猛毒ですよ正直」と語り、内海も「『寝ぼけている時だからコーンフレークを食べられる』って言ってますからね」と、自分たちは人を傷つけない笑いではないと否定した[11]。また、松陰寺は2022年3月30日放送の『ぺこぱポジティブNEWS』(テレビ朝日)で「人を傷つけない笑いっていうワードだけがひとり歩きしだして、芸人がやりづらくなっているっていうのも、ちょっとずつ耳に入ってて。俺はそれ、スゴく責任感じたけどね」と語っている[12]

本大会はファイナリストの実力の高さや波乱の展開から、放送直後よりメディアやSNS上で「史上最高の大会」「神回」と絶賛され、歴代大会の中でもとりわけ人気が高い[13][14]

スタッフ

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個別記事のある人物・会社のみ記載し、所属先は省略する。

関連番組

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朝日放送テレビ(ABCテレビ)では、決勝前週の12月15日に、12:55 - 13:55の放送枠(本来は同局制作の『新婚さんいらっしゃい!』『パネルクイズ アタック25』を編成)でテレビ朝日系列全国ネットでの事前特別番組『2019ニュースな場所!M-1王者の突撃漫才 〜ラグビー日本代表&ZOZO 裏側をネタにします〜』を放送。決勝当日には、13:55 - 16:25に敗者復活戦、18:34 - 22:10に決勝の生中継を全国ネット向けに実施した。決勝の生中継では、Yahoo!JAPANとのコラボレーションによる「M-1検索ワードランキング」(第15回M-1グランプリに関するYahoo!でのキーワード検索件数の上位5語を集計したうえで発表する企画)を随時挿入している。

朝日放送ラジオ(ABCラジオ)では、決勝戦の生中継をサイマル形式で組み込んだ『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2019』を、18:30 - 22:30に生放送。前年に進行役で復帰したばかりの喜多ゆかり朝日放送テレビアナウンサー)が、2019年11月から第2子の出産に伴う産前産後休暇に入っているため、八塚彩美(朝日放送テレビアナウンサー)が3年振りに進行を担当した。また、出場資格の最終年(ラストイヤー=コンビ結成15年)であった前年の第14回で決勝進出を果たしたギャロップから、林健をゲストに迎えた。

  1. 1 2 「吉本興業」は2019年6月1日に「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」が社名変更したもの。
  2. 三島達矢はバルチック艦隊として過去にシード歴あり。現行コンビでのシード歴はない。
  3. ノーシードからの初進出だが、過去にシード歴あり。
  4. ただし、ミルクボーイは過去に(現行の制度でシード権の対象となる)準々決勝に進出したことがある。
  1. https://www.asahi.com/sp/articles/ASPDM0FJQPDLPTFC006.html
  2. 和牛『M-1』卒業する意向明かす ラジオで胸中「今年の頭くらいから決めていた」 (2019年12月26日). 2019年12月26日閲覧。
  3. 『M-1グランプリ』歴代審査員・司会/MC一覧”. ORICON NEWS (2023年12月22日). 2024年12月1日閲覧。
  4. 上沼恵美子「審査員引退します」 M-1総括後に衝撃発言(『サンケイスポーツ』2018年12月3日付記事)
  5. “和牛が敗者復活「M-1グランプリ2019」”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2019年12月22日) 2021年11月8日閲覧。
  6. “「M-1グランプリ2019」お笑い好き著名人が優勝予想!”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2019年12月16日) 2022年5月23日閲覧。
  7. ケロッグ公式Twitter
  8. “「人生の最期がコーンフレークでええかも」ミルクボーイがケロッグの公式応援サポーターに就任”. フジテレビュー!! (フジテレビジョン). (2020年1月28日) 2023年2月23日閲覧。
  9. “すゑひろがりず、製菓会社から“貢ぎ物”止まらず…寿返しも特別仕様「驚愕に御座る」”. デイリースポーツ. (2020年1月9日) 2023年2月23日閲覧。
  10. オードリー・若林、M-1「ぺこぱ」に感涙「ものすごい発明。時代の転換点を目の当たりに」”. スポーツニッポン (2019年12月29日). 2020年6月10日閲覧。
  11. “ミルクボーイ、“人を傷つけない漫才”を意図したことを否定「僕らは猛毒ですよ」”. WEBザテレビジョン (KADOKAWA). (2020年1月17日) 2022年5月23日閲覧。
  12. “ぺこぱ・松陰寺、“人を傷つけない笑い”に苦悩 ひとり歩きして「責任感じた」”. Sirabee. (2022年3月31日) 2022年5月23日閲覧。
  13. 計, 中村 (2020年3月29日). 見取り図が分析するM-1“神回”のワケ「ぺこぱ10番手が奇跡だった」 | 2019年M-1・全員インタビュー なぜ“神回”になったか”. 文春オンライン. 2024年11月1日閲覧。
  14. M-1グランプリ2019:会場が沸点に達した3つの瞬間と、前年王者が漏らした3文字”. テレ朝POST. 2024年11月1日閲覧。

外部リンク

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