【詳報】アルテミス2、打ち上げから帰還まで 10日間の軌跡を追う

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【動画】アルテミス2の宇宙船が、10日間の飛行を終え地球に帰還した=NASA/ロイター

【詳報】人類が再び月へ アルテミス2のミッション

 半世紀ぶりに人類が月を目指す米国主導の「アルテミス計画」は、有人飛行による月周回を終え、無事地球に帰還しました。約10日間の軌跡、毎日の出来事をこちらの記事に書きました。記事後半では、打ち上げ動画などもご覧いただけます。

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10日目 9日間と1時間32分のミッションを完了

 宇宙船オリオンは、米東部時間10日午後7時53分(日本時間11日午前8時53分)に大気圏に突入。午後8時7分(同午前9時7分)に米西海岸沖の太平洋に着水した。

10日目 8時間半の睡眠でスタンバイ 最難関は大気圏突入

 史上最も地球から遠い場所に人類を運んだアルテミス2の最終日、10日目が始まった。

 宇宙船オリオンの乗組員4人は米東部時間10日午前3時5分(日本時間10日午後4時5分)に就寝を開始し、8時間半後の午前11時35分(同11日午前0時35分)に起床。その後、宇宙船オリオンは、地球再突入のための軌道を修正するため、最後のエンジン噴射を行う。

 帰還で最難関になるのが、大気圏突入だ。午後7時53分(同午前8時53分)、オリオンのうち、分離された乗組員が乗る部分「カプセル」が大気圏に突入。そのスピードは音速の30倍以上。カプセル前方の空気が急激に圧縮されて数千度まで上昇する。

 この際、カプセル外部に貼られた「熱シールド」が熱を逃がし、内部の乗組員たちを守る。ただ、周囲は発生したプラズマに包まれて電波が遮断されるため、約6分間は通信が途絶することが見込まれ、地上からも内部の状況が把握できなくなる。

 通信の復活は午後8時(同午前9時)ごろの見込み。ここを越えれば、あとはパラシュートで降下し、太平洋に着水する。

【動画】アルテミス2の宇宙船が、人類が地球から最も離れた距離を更新した=ロイター/NASA

9日目 いよいよあす帰還 宇宙船内を片付け

 アルテミス2の9日目は、翌…

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