クラシックナビ
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アンコール
広上淳一が京響のポストを退任、最後の定期で有終の美
2022/3/20 12:00 1475文字京都市交響楽団第665回定期演奏会(3月13日、京都コンサートホール)は、2008年より京響の常任指揮者を務める広上淳一にとって、常任指揮者としての最後の演奏会となった。本来ならマーラーの交響曲第3番が演奏されるはずであったが、オミクロン株による感染症の拡大によって児童合唱(京都市少年合唱団)の出
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新・コンサートを読む
吉野直子のハープ・リサイタル 世界の精妙な響き=梅津時比古
2022/3/20 02:00 1215文字日常で私が耳にしている音は限られている。パソコンのキーをたたく音、タイヤが道路をこするきしみ、電車の轟音(ごうおん)とホームの雑音、テレビでけたたましく音量が上がるコマーシャル……。たまに海辺の潮騒や山で鳴く鳥、吹く風に応える梢(こずえ)のざわめきを聞き、自分の耳が日ごろいかに偏った音に占められて
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アンコール
プレトニョフ&東京フィル、2年越しのスメタナ「わが祖国」
2022/3/19 12:00 1805文字特別客演指揮者を務めるミハイル・プレトニョフが登場した東京フィルハーモニー交響楽団の3月定期演奏会を振り返る。プログラムはスメタナの連作交響詩「わが祖国」全曲で、取材したのは11日東京オペラシティにおける公演。(宮嶋極) ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増す中での「わが祖国」全曲演奏。筆者が取
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びわ湖ホールから
オーケストラ公演復活 春の風物詩、心震わす名曲を /滋賀
2022/3/18 05:06 651文字2010年に開始したびわ湖ホールの春の音楽祭は、ゴールデンウイークの風物詩としてすっかり定着して参りました(18年からは「近江の春」)。 今年はまだ新型コロナ禍ではありますが、万全の感染対策を行ったうえで昨年よりも規模を拡大して華やかに開催。オーケストラ公演が復活します。京都市交響楽団と大阪フィル
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Shall・we・バレエ?
転機の春 帰国相次ぐ伝説級=斉藤希史子
2022/3/14 13:29 1205文字英バーミンガム・ロイヤル・バレエの看板、厚地康雄が2月末に退団し、先ごろ帰国した。プリンシパル(最高位)の栄光をなげうち、フリーのダンサーとして日本に拠点を移す……思い切った決断の背景に何があるのか。本人が挙げた最大の動機は、「踊れなくなる前に」祖国のファンに報いたい、との強い意志だ。 2006年
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必聴!
「東京・春・音楽祭2022」多彩なプログラムの聴きどころに迫る
2022/3/13 15:35 2210文字国内最大の音楽祭として人気の東京・春・音楽祭(東京春祭)が今年も上野を舞台に開催される。3月18日にリッカルド・ムーティ指揮、東京春祭オーケストラの演奏会で開幕。4月19日までの間、東京春祭ワーグナー・シリーズとして「ローエングリン」の演奏会形式上演やオーケストラ・コンサート、内外の実力派音楽家に
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びわ湖ホールから
オーケストラと遊ぼう 初心者向け公演 指揮者体験コーナーも /滋賀
2022/3/11 06:00 678文字「オーケストラって何?」。そんなふうに思ってしまう“オーケストラ初心者の方”にぜひお越しいただきたいのが、毎年開催している「子どものための管弦楽教室」です。“子どものため”と銘打っていますが、大人も十分に楽しめる曲の解説あり、楽器の紹介ありのオーケストラについてちょっと学びながら演奏を聴けるコンサ
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アンコール
1月に開催された公演から②~読響&N響定期
2022/3/9 12:00 2449文字1月に開催された演奏会のリポート2回目はガエタノ・デスピノーサが指揮した読売日本交響楽団の名曲シリーズ(11日、サントリーホール)とジョン・アクセルロッドが客演したNHK交響楽団の1月定期公演Cプログラム(21日、東京芸術劇場コンサートホール)を振り返る。オミクロン株の出現による新型コロナ・ウイル
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アンコール
1月に開催された公演から①~三枝成彰80歳、木嶋真優「四季」
2022/3/4 16:00 2803文字今年1月に開催された公演から注目のステージを2回にわたって振り返る。初回は新作のピアノ協奏曲がお披露目された作曲家・三枝成彰の「80歳コンサート」(17日、サントリーホール)。もうひとつはバラエティ番組などでタレントとしても活躍するヴァイオリニストの木嶋真優の2つの「四季」を取り上げたコンサート(
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びわ湖ホールから
名指揮者が「レクイエム」 園田隆一郎 透明さとダイナミックさ /滋賀
2022/3/4 05:13 986文字今月開催するびわ湖ホール声楽アンサンブル第74回定期公演の指揮をつとめるのは園田隆一郎。びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典により、イタリア研鑽(けんさん)中にその非凡な才能を見いだされ、オペラへの招待『魔笛』(2009年)の指揮に始まり、数々の公演を経て、21年10月にはオペラへの招待『つばめ』を成功
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アンコール
師走、ピアニストたちの饗宴~2021年12月の公演から
2022/3/2 15:21 2476文字昨年12月に開催されたピアノに関連する演奏会をまとめて振り返る。 最初は12月8日に東京芸術劇場で行われた反田恭平と小林愛実のリサイタル。昨年の第18回ショパン国際ピアノコンクールで2位と4位に輝き、注目を集めた2人だけに凱旋公演かと思っていたら会場で関係者に聞いたところ、この公演、実はコンクール
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ニュース&トピックス
ヴァレリー・ゲルギエフ、相次ぐ降板や解任
2022/3/2 14:15 1014文字ロシアによるウクライナ侵攻を受けてプーチン・ロシア大統領と親しい関係で知られる指揮者のヴァレリー・ゲルギエフの公演キャンセルが世界中で相次いでいる。 共同電やホールのホームページなどによると、フランス・パリを代表するコンサートホールであるフィルハーモニー・ド・パリは2月28日までに、4月に予定して
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必聴!
震災10年を経て再びマーラーを 山響&仙台フィル合同公演
2022/2/28 17:28 1880文字3月13日(日)、山形交響楽団と仙台フィルハーモニー管弦楽団が5度目の合同演奏会を飯森範親の指揮で開催する(山形市 やまぎん県民ホール)。通常、複数のプロオーケストラ奏者が集ってメモリアルなオーケストラを結成することはあるが、プロオーケストラが合同でひとつの作品に取り組む公演は東北ならではの取り組
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音のかなたへ
月下の塔
2022/2/26 02:00 1269文字風景が原初の姿に戻ってゆく。私はこの地球の原初の形を知っているわけではない。従って、それを原初と思うのは幻想のうちでしかない。 不思議な塔の形を主題として描き続けている野又穫が4年ぶりに「月下」と題して新作6点を発表した(1月21日~2月19日、東京都港区六本木「TARO NASU」)。「世界が直
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びわ湖ホールから
ソプラノで明るい春を 気軽にクラシック テーマは「愛と希望」 /滋賀
2022/2/25 05:09 563文字演奏家自身が考えたプログラムとトークを、約1時間・1000円という手軽さで楽しめる「気軽にクラシック」。3月13日にはびわ湖ホール声楽アンサンブル出身の黒田恵美が登場します。 今回のテーマは《愛と希望》。明るい気持ちで春を迎えられるようなプログラムとなっています。オペラからは『羊飼いの王様』(モー
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オーケストラのススメ
~62~ 映画音楽(サウンドトラック)とオーケストラ
2022/2/23 12:00 1453文字山田治生 今月日本でも公開された、スティーブン・スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド・ストーリー」。そのサウンドトラックの演奏を担っているのは、作品の舞台となっているニューヨークの、そして作曲者レナード・バーンスタインが音楽監督を務めた、ニューヨーク・フィルである(一部、ロサンジェルス・フィルが追加
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ウチのイチ推し
ヴェルディの傑作オペラ「リゴレット」を映画館の大スクリーンで!
2022/2/22 18:00 1512文字【松竹株式会社 METライブビューイング宣伝担当 齋藤万優子さん】 世界三大歌劇場のひとつ、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(通称MET)で上演され最新オペラ公演を映画館で上映する「METライブビューイング」。 世界のトップ歌手たちの夢の競演、最高のオーケストラ、刺激的な演出の数々が、日本に居なが
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先月のピカイチ 来月のイチオシ
特別編「2021年ベスト公演」に寄せて~東京・春・音楽祭、NHK交響楽団
2022/2/22 09:57 2024文字クラシックナビのレギュラー執筆者8人による「2021年ベスト公演」で第1位に選出された東京・春・音楽祭「ムーティ指揮 ヴェルディ“マクベス”」の主催者である同音楽祭実行委員長の鈴木幸一氏と2位(ブロムシュテット指揮N響10月定期)及び3位(パーヴォ指揮同9月定期)に輝いたNHK交響楽団の西川彰一演
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新・コンサートを読む
「現代音楽×能」 輪廻する賢治の精神=梅津時比古
2022/2/20 02:02 1247文字宮沢賢治が亡くなる前に書いた『疾中』所収の「丁丁丁丁丁」と題する詩は、内容も見た目も奇妙な作品である。「ちょう」と読むのだろうが、最初に<丁丁丁丁丁>と丁の字が五つ縦に並んで、2行目もそれがそのまま繰り返されている。そのあと<叩きつけられてゐる 丁>とまた2行繰り返される。しかも最初の2行は見た目
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先月のピカイチ 来月のイチオシ
クラシックナビ レギュラー執筆者が選ぶ2021年開催公演ベスト10
2022/2/19 12:00 7293文字コロナ禍2年目となった昨年、感染防止対策を施しながらさまざまな公演が開催され、多くの名演、名舞台が生まれた。そこで今回の「先月のピカイチ、来月のイチオシ」は特別版として「クラシックナビ」のレギュラー執筆者8人に2021年に取材した公演の中からベスト5を挙げてもらい、その集計をもとに「2021年年間
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